西尾市議会(にしおしぎかい)は、愛知県西尾市に設置されている地方議会である。
概要
- 定数:30人
- 任期:2021年6月25日 - 2025年6月24日
- 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制(単記非移譲式)
- 議長:神谷雅章(自民隆盛会)
- 副議長:大河内博之(公明党西尾市議団)
会派
(2024年12月9日現在)
沿革
- 1991年
- 1月13日 - 西尾市議会議員選挙実施。投票率80.97%。定数は30。
- 4月7日 - 愛知県議会議員選挙実施。西尾市選挙区(定数1)において自民党現職で稲垣実男派の川上万一郎が当選。
- 4月8日 - 上記県議選をめぐって、川上の幹部の市議4人が公職選挙法違反の疑いで逮捕される。
- 4月19日 - 市議5人が逮捕される。これで川上派の買収事件による市議の逮捕者は16人となり、市議会定数(30)の過半数にのぼったことから、4月23日に予定していた臨時議会は流会となった。
- 5月5日 - 川上万一郎本人も逮捕される。
- 9月8日 - 西尾市議会議員の補欠選挙実施。改選数17に対し20人が立候補した。投票率50.51%。
- 2007年
- 1月14日 - 西尾市議会議員選挙実施。投票率69.17%。定数は24となった。
- 2008年
- 11月19日 - 鈴木利和が任期中に死去。
- 2009年
- 2月18日 - 中村晃毅市長が受託収賄容疑で逮捕される。
- 2月26日 - 中村に対する辞職勧告決議案が提出される。賛成11、反対11で可否同数となり、地方自治法第116条の規定による裁決で議長の岡田隆司が反対を選んだため、同案は否決された。
- 3月24日 - 中村に対する不信任決議案を可決。
- 4月3日 - 中村は名古屋拘置所で解散通知書に署名。同日、市議会は解散。
- 5月3日 - 解散に伴う市議会議員選挙が実施される。投票率69.31%。
- 5月20日 - 臨時会において、中村の不信任決議案を全会一致で可決。これにより中村の失職が確定した。
- 2011年
- 4月1日 - 西尾市は幡豆郡一色町、吉良町、幡豆町を編入。
- 4月24日 - 編入に伴う増員選挙が各旧町で実施される。一色町は4名、吉良町は4名、幡豆町は2名。
- 2013年
- 5月26日 - 西尾市議会議員選挙実施。投票率71.10%。定数は30。
- 2015年
- 1月 - 山田高生が県議選に出馬するため辞職。
- 3月 - 徳倉正美が公職選挙法違反で書類送検される。
- 7月2日 - 徳倉は「一身上の都合」を理由として辞職。
- 2016年
- 3月24日 - 3月定例会でPFI事業の債務負担行為額約327億円を盛り込んだ2015年度一般会計補正予算案が可決。また、「事業内容が不明」として債務負担行為を削除する修正案が山田慶勝、髙須一弘、神谷雅章の3議員から提出されたが、修正案は賛成8、反対19で否決された。
- 6月3日 - 6月定例会に特別目的会社エリアプラン西尾とPFI事業契約を結ぶ議案、債務負担行為額を約198億円に再設定した議案が提出される。
- 6月27日 - 上記議案が賛成15、反対11、棄権1で可決された。
- 2017年
- 6月25日 - 西尾市議会議員選挙実施。投票率68.05%。市長選挙も同日に行われ、PFI事業凍結を訴えた前市議の中村健が現職の榊原康正を破り初当選した。
- 2018年
- 11月14日 - 女性参加者の提案や質問等に対し、市長などが回答する「第1回女性議会」が議場で開催される。
- 2019年
- 12月1日 - 新家喜志男が在職中に死去。
- 2020年
- 12月18日 - 12月定例会が閉会したこの日、自民系会派「市民クラブ」の17人の市議のうち14人と、青山周平衆議院議員の秘書が西尾市吉良町の旅館で午後6時前から1時間半ほど、飲酒やコンパニオン3人を伴う懇親会を開いた。会場は「市民クラブ」幹事長の石川伸一が経営する旅館「海味料理 マルトラ別館」だった。同日夜、TBSは宴会に出席した会派会長の小林敏秋を取材。小林は「別に僕たち、10人くらいで昼飯も食べに行っとらっせるし、『議員だから飲んじゃいかん』とかはないんじゃないの」と答えた。
- 12月21日 - 上記の宴会を各報道機関が報じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が感染リスクが高い5人以上での会食を控えるよう呼び掛けている中での出来事だったため、第二会派「至誠クラブ」の山田慶勝会長は「議会として忘年会を取りやめ、市民も我慢しているのに筋が通らない」と批判し、「日本共産党西尾市議団」の前田修団長も「公人としてやるべきではない」と批判した。大村秀章知事も「反省をしていただきたい」とコメント。これらの批判に対し、ある市議は「コロナ禍で旅館はキャンセルが相次いでおり、仲間として協力したかった」と釈明した。
- 12月22日 - 「市民クラブ」の幹部ら5議員は記者会見を開き、懇親会問題について謝罪。「海味料理 マルトラ別館」経営者の石川伸一市議は「定例会最終日の懇親会は慣例化しており、中止する考えが浮かばなかった」と述べ、会派会長の小林敏秋は「コンパニオンは感染防止対策」と釈明した。
- 12月23日 - 小林と石川は一連の騒動の責任を取り、それぞれ「市民クラブ」の会長と幹事長を辞任した。新会長には神谷庄二が、新幹事長には稲垣正明が就任した。
- 不詳 - 一旦は神谷庄二が会長に就任したが、神谷が「宴会出席組」の一人だったことから批判の声が上がり、欠席した岡田隆司が会長に変わった。
議員報酬と政務活動費
- 議員報酬
- 政務活動費
会派の所属議員数1人につき、月額15,000円。議長に結成を届け出た会派(所属議員が1人の場合を含む)に交付される。
選挙
2021年西尾市議会議員選挙
2021年6月20日執行 当日有権者数:133,061人 最終投票率:65.97% 定数:30人 立候補者数:40人
2017年西尾市議会議員選挙
2017年6月25日執行 当日有権者数:134,066人 最終投票率:68.05% 定数:30人 立候補者数:35人
2013年西尾市議会議員選挙
2013年5月26日執行 当日有権者数:130,290人 最終投票率:71.10% 定数:30人 立候補者数:40人
出身者
- 杉浦喜之助(元西尾市長)
- 本田忠彦(元西尾市長)
- 中村晃毅(元西尾市長)
- 榊原康正(元西尾市長)
- 中村健(西尾市長)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 愛知県議会
- 西尾市
- 市町村議会
外部リンク
- 西尾市議会




