ソユーズTMA-1 (Союз TMA-1 / Soyuz TMA-1) は、ロシアのソユーズとしては5回目の国際宇宙ステーション (ISS) への飛行ミッション。コールサインは「エニセイ」。ソユーズFGによって打ち上げられた。

乗組員

打上げ時

  • セルゲイ・ザリョーチン (2) - ロシア
  • フランク・ディベナ (1) - ベルギー(欧州宇宙機関)
  • ユーリ・ロンチャコフ (2) - ロシア

帰還時(ISS第6次長期滞在)

  • ニコライ・ブダーリン (3) - ロシア
  • ケネス・バウアーソックス (5) - USA
  • ドナルド・ペティ (1) - USA

ISSとのドッキング

  • 結合 2002年11月1日、05:01 UTC(ピアース)
  • 分離 2003年5月3日、22:43 UTC

ミッションハイライト

ソユーズTM-34が最後の打ち上げとなったソユーズTM型に代わる、ソユーズTMA型の初飛行でもある。

2001年春、宇宙ステーションへの輸送ミッションを2002年10月に行うことが計画された。当初、乗組員は船長のセルゲイ・ザリョーチンとフライトエンジニアのフランク・ディベナになる予定だったが、2002年2月に、アメリカ合衆国のミュージシャンであるランス・バスがロシアの宇宙船で1週間の宇宙飛行への参加に興味を示していることが報じられた。しかし、2002年9月までに契約の条件が満たされなかったため、ランス・バスの訓練は中止され、このミッションの計画は中止された。ランス・バスの代わりには、ロシア人宇宙飛行士のユーリ・ロンチャコフが搭乗した。

ザリョーチンら3名は11月10日にソユーズTM-34で帰還した。

第6次長期滞在クルーは11月24日にSTS-113(エンデバー)で打ち上げられ、第5次長期滞在クルーと交替した。彼らが軌道上にいる間の2003年2月にコロンビア号空中分解事故が起こり、ISSの滞在者の交代のプロセスに大きな変化が生じた。2005年7月にスペースシャトルの運行が再開されるまで、ソユーズはISSへの往来の唯一の手段であった。

ソユーズTMA-1は2003年5月4日にISSから離れ、地球に戻った。帰還時にコントロールシステムに技術的な異常が生じたため、緩やかに制御しながらの再突入と降下ができなかった。このため弾道突入となり、機体は目標地点より約460kmも手前に着陸し、クルーは減速時の激しいGに晒された。また降下中にアンテナ1本が剥がれ落ち、残りの2本は伸展しなかったため、ソユーズカプセルとの通信が断絶した。着陸後に緊急時用の送信機を用いることで、ようやく通信が回復した。これを教訓として、以降の乗組員はイリジウム衛星電話を持つようになった。

これ以降のソユーズTMAのミッションは、ソユーズTMA-10とソユーズTMA-11を除いて、再突入時にコントロールが失われて弾道突入することはなかった。

外部リンク

  • 国際宇宙ステーションへのソユーズ宇宙船交換ミッション(5S)

Soyouz TMA13 Définition et Explications

ソユーズTMA20 Soyuz TMA20 JapaneseClass.jp

Soyuz TMA19M Free Stock Photo Public Domain Pictures

Image Soyuz TMA Rocket.jpg Space Agency Wiki FANDOM powered by Wikia

ソユーズTMA6 Soyuz TMA6 JapaneseClass.jp