30HPはF・H・ロイス(後のロールス・ロイス)が1904年に試作し1904年から1906年に製造した乗用自動車である。

フレデリック・ヘンリー・ロイスと、ロイス・10HPを評価したチャールズ・ロールズ間の契約により、以後の車両はロールス・ロイスブランドで生産されC・S・ロールズが独占販売することとなった。またチャールズ・ロールズの要請により多気筒車が設計されることになり、2気筒の10HPをほぼそのまま直列6気筒化した30HPが企画された。エンジンは内径φ4in(約101.6mm)×行程5in(約127mm)、6,175cc。

エンジンは10HPと共通部品が非常に多く、試作車は1904年中に完成した。しかし2気筒型そのままの太さのクランクシャフトを用いていたことが仇となり、強度不足で微妙ながら振動が発生、これを解消した後継車が40/50HP(シルヴァーゴースト)である。

ホイールベースはショート版で116.5in(約2,692.4mm)、ロング版で118in(約2,997.2mm)。

40台が生産された。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 小林彰太郎『世界の自動車-21 ロールス・ロイス - 戦前』二玄社
  • 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-166-8

ロールス・ロイスの次は細かすぎる特注ベンツ【徹底レビュー】 YouTube

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世界に3台しか存在していないという「ロールス・ロイス 40/50HP PhantomII」 大阪ベイ経済新聞

ベイビー・ロールスと呼ばれた車 / ロールスロイス 20/25HP, 1935年式(昭和10年) 日本自動車博物館|乗りもののまち 小松

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