ニンテンドー3DS(ニンテンドー スリーディーエス、略称:3DS)は、任天堂がかつて製造していた携帯型ゲーム機。
概要
ニンテンドーDSシリーズの後継機として開発され、機能面ではニンテンドーDSiとの互換性を保ちつつも、性能面では裸眼3D対応、アナログスティック搭載等の大幅に強化されたニンテンドーDSの次世代携帯型ゲーム機である。 ソフト面では、3DS専用ソフトのほか、ニンテンドーDSやニンテンドーDSi用のソフト(一部除く)を使用できる後方互換性を有しているが、DSと同様に画面を外部出力する機能は存在しない。
本機は専用眼鏡不要で上画面で二つの画面を同時に投影し、3D立体映像の視聴に対応した数少ないハードの一つである。尚、同社で3D立体映像に対応した製品は、ファミコン3Dシステム、バーチャルボーイ以来となる。
「ニンテンドー3DSシリーズ」の第一弾となった初代ニンテンドー3DSは、日本では2011年2月26日に発売された。しかし、かなり早い段階で需要問題が発生したため7月28日の段階で赤字レベルに本体を値下げし、当時の任天堂社長であった岩田聡氏が謝罪メッセージを添えた。その後、シリーズは本体モデルの改良によって製造コスパを値下げし続け、Nintendo Switch Liteが発売される2019年までの約9年間に渡り展開し、2020年9月16日に全シリーズの生産を終了した。2023年3月28日にニンテンドー3DSシリーズ向けのニンテンドーeショップがサービス終了した。
オンライン関連が終了する事により、通常の環境ではnnidを利用したオンラインプレイが封印され、ニンテンドーネットワークIDの作成・管理・ダウンロード版の再ダウンロードなどの最低限の機能しか利用できなくなるが、ローカル通信と赤外線通信はインターネットを経由しないので、3DSが2台あればすれ違い通信や交換は可能である。
amiibo・amiiboカード・妖怪ウォッチのドリーム・トレジャーメダル・スナックワールドのジャラなど、NFCチップが搭載されている連動玩具は無線通信機能がONでないと使えず、旧式3DSの場合はNFCカードリーダーが別途必須となる。
海外リージョンを含む場合、2022年の「Fragrant Story」や「Andro Dunos II」までソフトメディアの供給が続き、2024年4月9日にニンテンドー3DSシリーズ向けのオンラインプレイサービス(インターネット関連)が終了した。
沿革
- 2010年
- 3月23日に初めてその存在が公式に発表され、同年6月15日からロサンゼルスで開催されたE3の「任天堂メディアブリーフィング」で、詳細と実機が発表された。
- 9月29日 - 千葉・幕張メッセで行われた「任天堂カンファレンス2010」にて、日本での発売日と価格が発表された。
- 2011年
- 1月8日・9日・10日の3日間に幕張メッセ展示ホール9にて、一般向け公開イベント「NINTENDO WORLD 2011ニンテンドー3DS体験会」が開催された。また、2011年1月から2月にかけて行われた次世代ワールドホビーフェア'11winterに出展されたほか、プレミアム・アウトレットの御殿場プレミアム・アウトレットとりんくうプレミアム・アウトレットで1月14日から4月3日まで体験イベントが開催された。
- 2月26日 - 日本国内で発売開始。
- 3月25日 - 欧州で発売開始。
- 3月27日 - 北米で発売開始。
- 3月31日 - 豪州(ニンテンドーオーストラリアでの発売)で発売開始。
- 6月7日 - ゲームソフトのダウンロード販売と販促映像配信を行うニンテンドーeショップを開設した。
- 7月28日 - 同年8月11日より価格を15000円(税込)に改定すると発表。日本国外でも7 - 9月期に同様の値下げを行う。ニンテンドーDSiは15000円・DSi LLは18000円であり、旧機種と価格が逆転する異例の状態となった。
- 9月13日 - 東京ビッグサイトにて開催された「ニンテンドー3DS カンファレンス2011」で『モンスターハンター4』が発表され、プラットフォームが3DSとなることが明らかにされた。
- 2012年
- 4月11日 - ルーブル美術館に来館者向けの専用オーディオガイドシステムを内蔵したニンテンドー3DSを提供。
- 4月28日 - 韓国(韓国任天堂での発売)で発売開始。
- 7月 - 4─6月期は円高、3DS値下げによる「逆ざや」などが原因で営業赤字になったが、任天堂によれば「逆ざや」は現時点の製造分では解消した。
- 7月12日 - ACアダプタの値下げ。希望小売価格は1000円(税込)。
- 9月28日 - 台湾・香港で発売開始。
- 2013年
- 10月12日 - 『ニンテンドー2DS』が北米、欧州、豪州で発売。一方で、3D裸眼立体視機能が廃止された関係で、3D表示を上画面として3D裸眼立体視機能を併用していた一部の3DSソフトが表示不可能になった。
- 12月7日 - 『ニンテンドー2DS』が韓国で発売。
- 2014年
- 8月29日 - Nintendo 3DS Direct 2014.8.29で『Newニンテンドー3DS』、『Newニンテンドー3DS LL』の発売発表。
- 10月11日 - 『Newニンテンドー3DS』、『Newニンテンドー3DS LL』が日本で発売。価格はNew 3DSが16000円(税別)、New 3DS LLが18800円(税別)。ただし、『ニンテンドー3DS』と『ニンテンドー3DS LL』は併売となった。
- 2015年
- 2月24日 - スペインで発売開始。
- 2016年
- 2月27日 - 『ニンテンドー2DS』が日本で発売。バーチャルコンソールの『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』とセットになった限定パックでポケモンセンターなど一部店舗限定。価格は9980円(税別)。
- 9月15日 - 『ニンテンドー2DS』が日本で単体発売。上記限定版とは本体カラーが異なる。価格は9800円(税別)。
- 2017年
- 7月13日 - 『Newニンテンドー2DS LL』発売。裸眼立体視(3D映像)機能を持たないが、軽量化・小型化を図り、New 3DSシリーズ専用ソフトとの互換性も保っている。価格は14980円(税別)。
- 2019年
- 9月20日 - 『Nintendo Switch Lite』発売。ゲームハードとしての世代交代を迎えた。
- 2020年
- 9月16日 - ニンテンドー3DS全シリーズの生産を終了したことを発表。ニンテンドーDSシリーズでは、15年10ヶ月の歴史に幕を下ろした。
- 2021年
- 2月25日 - 同年3月31日到着分をもって、『ニンテンドー3DS』と『ニンテンドー3DS LL』本体の修理受付を終了すると発表。
- 3月8日 - 先日の発表後に予測を上回る修理依頼が寄せられ、修理に必要な部品の在庫がなくなったため、同日到着分で『ニンテンドー3DS』と『ニンテンドー3DS LL』本体の修理受付を終了したことを発表。
- 2023年
- 3月28日 - 日本国内におけるニンテンドーeショップのサービスが終了。
- 2024年
- 4月9日 - オンラインプレイサービスが終了。
販売台数
- 2011年
- エンターブレインの調査によると、「ニンテンドー3DS」は発売後2日間で推定37.1万台を販売した。
- 3月までの「ニンテンドー3DS」の販売台数(海外は出荷ベース)は、世界で361万台、日本国内で106万台だった。任天堂が期待した発売前の目標(世界で400万台、日本国内で150万台を出荷)には届かなかった。
- 日本国外での出荷は255万台と予定の250万台を若干上回っているにもかかわらず、最大の市場である北米では、発売から5月末までの二ヶ月で69万台程度 と、販売台数、消化率ともに振るわなかった。原因としては、世界市場全体からは「ニンテンドー3DS」の本体価格が歴代携帯ハードより高額だったこと、携帯ゲーム機より据置型のゲーム機のほうがゲームファンの間で人気が強いこと、次世代機の乗換えが遅いこと、任天堂から発売の大作ゲームがまだ出ていなかったこと、などが挙げられている。ただし、上記のとおり発売直後の同期間で見た場合、日本での普及台数は世界的に見て最も高い数値を示している。2012年には初代DS越えを果たした。
- 5月21日 - 発売13週で日本での「ニンテンドー3DS」の販売台数が100万台を突破。
- 7月28日の「ニンテンドー3DS」本体価格の値下げ発表後は一時的に販売台数が落ち込むが、値下げ後4週間で約38万3900台([エンターブレインの調査)の販売台数を記録した。
- 10月 - 発売33週で日本での「ニンテンドー3DS」の販売台数が200万台を突破した(メディアクリエイトの調査)。
- 年末商戦からは大手タイトルの充実から「ニンテンドー3DS」の販売台数が大きく増加し始めた。大手タイトルの一つである『マリオカート7』が発売された12月第1週では、約21万6360台(エンターブレインの調査)と値下げ時とほぼ同様の週間売り上げを記録した。その翌週(2011年12月11日集計)は、同じ大手タイトルの一つである『モンスターハンター3(トライ)G』の発売もあり、約37万8000台(エンターブレインの調査)とそれまでで最大の週間販売台数を記録するとともに、発売42週で日本での販売台数が300万台を突破した。更に翌々週(2011年12月25日集計)には週間51万629台を記録、発売44週で日本での販売台数が400万台を突破した。
- 2012年
- 2月 - 発売52週で日本での「ニンテンドー3DS」の販売台数が500万台を突破した。
- 5月 - 発売65週で日本国内での「ニンテンドー3DS」の販売台数が実売600万台を突破し、DSより早く到達した(エンターブレインの調査)。
- 2013年
- 1月6日 - ニンテンドー3DSとLLの合計で、日本での販売台数が1000万台を突破。
- 2014年
- 1月31日 - ニンテンドー3DSとLLの合計で、日本での販売台数が1500万台を突破。
- 2016年
- 2月3日 - ニンテンドー3DSシリーズの合計で、日本での販売台数が2000万台、全世界で5400万台を突破。
- 2020年
- 6月 - 累計販売台数は同年6月末時点で7587万台。
ハードウェア
2画面で下画面がタッチパネル(抵抗膜方式)であること、加えてマイクとカメラの搭載という前世代機の特徴を引き継いでいる。
- 画面
- 3DSでは3.25インチから3.53インチに拡大。3DS LLでは4.2インチから4.88インチに拡大。
- カメラ
- DSi及びDSi LLでは30万画素のカメラが本体上蓋側背面とヒンジ部内側の2箇所にあったが、3DSでは、カメラを本体上蓋側背面と上画面の上側の3箇所に変更した。撮影した写真と動画はDSi・DSi LLが採用していた内蔵メモリやSDメモリーカードに保存される。
- 3D機能採用について
- 任天堂は『ファミコン3Dシステム』で液晶シャッターのゴーグルを用いた立体視のゲームを出すが、対応タイトルは7本のみで展開終了。その数年後に『バーチャルボーイ』を発売するも商業的に失敗し、撤退を余儀なくされた。バーチャルボーイの失敗後も任天堂は3Dの研究をし続け、『ゲームボーイアドバンスSP』の試作機に裸眼立体視を実験として取り入れた。また『ニンテンドー ゲームキューブ』では3D対応の回路を組み込んだが、当時は3D液晶が非常に高価で、また技術的な問題が解決せず実現しなかった。
- その後技術が進歩し3D液晶が安価になったこともあり、ニンテンドー3DS開発のタイミングで裸眼立体視を採用する。
- 開発(発表)当時は3Dブームだったため、「ニンテンドー3DSは3Dブームに乗っかった商品」と言われもしたが、これに関して任天堂の岩田聡社長と宮本茂は偶然が重なり戸惑った。
- 上画面に視差バリア方式ワイド3D液晶ディスプレイ(サイズは3DSが3.53インチ、3DS LLが4.88インチ)を採用しており、裸眼で立体的なゲーム映像を見ることができる。
- 立体映像の見え方には個人差があるなどの理由から、上画面の横に「3Dボリューム」のアナログスライダーが付いており、無段階で3D表示の立体深度を変化させたり、オフにして従来の2D表示にしたりすることができる。ただし、プリレンダリングのCGや3Dカメラの映像など、一部の映像はオンとオフの2段階の場合があり、全てのソフトが常に3Dで表示されるわけではない。初代3DSでは、3D表示が可能な場合のみ、アナログスライダーの横に緑色の「3D」のランプが点灯する。
- なお、タッチ操作で付く指紋などの汚れが3D表示の立体感や画面の透明度を低下させることから、下画面には3Dディスプレイを搭載せず、従来の2D表示のままとしている。
- グラフィックス性能
- ディジタルメディアプロフェッショナル社の3DグラフィックスIPコア「PICA200」を採用し、前世代機よりグラフィック表示性能が大幅に向上している。その性能は、「レゴ:パイレーツ オブ カリビアン」開発者が3DSに移植の際、Wiiの素材をそのまま利用出来た事から、Wiiとほぼ同等であるとされ、一部機能に関してはWii以上であるのではないかと発言している。
- スライドパッド
- 「スライドパッド」と呼ばれるアナログパッドを搭載。スライドパッドの下部には従来型の十字ボタンも搭載されている。DS/DSi用のソフトではアナログ入力にはならないが、十字ボタンと同じ役割として、8方向へのデジタル入力が可能。
- 3Dカメラ
- 本体外側に2つのカメラを搭載しており、ステレオカメラとして立体的な写真を撮影することができる。当初は静止画のみだったが、『Ver.3.0.0-5J』への更新により動画撮影(ムービー)も可能となった。本体内側のカメラは従来のDSiと同様に1つだけだが、レンズはDSiより小さく、ズーム機能が搭載されている。ただし、光学ズームではなくデジタルズームであるため、利用時は画質が低下する。
- モーションセンサーとジャイロセンサー
- モーションセンサーとジャイロセンサーを内蔵しており、本体を傾けたり動かしたりしてゲームをプレイすることができる。また、歩数計機能もあり(スリープモードのみ)、「思い出きろく帳」(内蔵ソフト)などでは、この機能を活かして歩数の記録ができる。ただし本体の日付を変更すると、歩数記録に影響が出る場合がある。
- 3DSカード
- 記憶容量が大幅に上がり、発売時点では最大2GBとなっていたが、2011年半ばから4GBのものを採用するメーカーも出てきている。なお、ゲームカードを製造するメーカーは「製造ラインとしては8GBまで対応できる」と本体発売前に語っており、さらなる大容量ROMも将来的には登場すると思われる。形状はDSカードとほぼ同じだが、右上の角に突起がついており、従来のニンテンドーDSシリーズのDSカードスロットには挿入できない形状になっている。無理矢理に挿入した場合でも認識されずソフトは実行できない。
- カードケース
- カードケースはDS用ソフトのものと縦横サイズはほぼ同じだが、厚さは若干薄くなっている。また、DS用ソフトにあったGBAカートリッジの収納部分が省略されているほか、穴が空いており、一部のソフト(『マリオカート7』など)ではその穴からイラストが見える。カラーリングは2010年以降のWiiと同様に、日本においてCEROレーティングがA(全年齢対象)とB(12歳以上対象)および「教育・データベース」区分のものは白、C(15歳以上対象)以上のものは黒となっているほか、青、赤、黄色のケースが使われている。
- HOMEボタン
- 従来のニンテンドーDSシリーズにはなかった「HOME」ボタンが追加されている。ゲームのプレイ中に中断して、HOMEメニューを呼び出せる。
- ただし、DSカードおよびニンテンドーDSiウェアの場合はHOMEメニューが表示されず、ソフトを終了するかどうかの確認画面が表示される。なお、この確認画面が表示されている間のソフトはスリープと同じ状態となる。
- 音量調節および輝度調整
- DSiおよびLLに採用されたボタン式から、ニンテンドーDS Liteまでに採用されたスライド式に戻された。これに伴って画面の輝度調整の方法が、セレクトボタンを押しながら音量ボタンを押すことから、HOMEメニューに表示されるボタンで行うように変更された。DS/DSiソフトプレイ時はHOMEメニューを呼び出せないが、HOMEボタンを押した後にSTARTボタンを押しながら十字キーの上下で輝度の調整が、左右で省エネモードのオンオフが可能。
- 言語設定
- 前世代機であるニンテンドーDSiシリーズの本体の表示言語を北米発売版では、英語・フランス語・スペイン語に、欧州発売版では、本体の表示言語を英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語に変更することができたが、北米と欧州で発売されたニンテンドー3DSシリーズでは、本体の表示言語を前者では英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語に、後者ではそれらに加えてドイツ語・イタリア語・オランダ語・ロシア語に変更することが可能。
- リージョンコード
- DSi及びDSi LLではリージョンコードを設定していたが、3DSでは、リージョンロック仕様として設定された。使用するDS用ソフト・DS・DSi両対応ソフト・DSi用ソフト・3DS用ソフトと本体のリージョンコードが一致しないとそのソフトを起動することができない。ただし、DS用ソフト・DS・DSi両対応ソフト・DSi用ソフト・3DS用ソフト(日本国外版)のように、リージョンコードが設定されているが一致する3DSでも起動できるソフトも存在する。
- カード交換
- HOMEボタンを押して、ゲームを終了した後にシステムの動作を停止させ、HOMEメニューへ戻り、カードを交換することができる。なお、電源ボタンを押した後にHOMEボタンを押して、HOMEメニューへ戻りで直接この機能を使うこともできる。カードを抜くときには正面真ん中の押しを使用するが、DS用ソフト・DS・DSi両対応ソフト・DSi用ソフトのカードの場合は3DS用ソフトのカードより細かいため、そのまま手で押し抜くこともできる。
互換機能
ニンテンドーDSシリーズ用ソフトおよびDS用ソフト・DS・DSi両対応ソフト、DSi用ソフトをプレイできる後方互換機能を搭載している。これに加えてDSi・DSi LL専用のニンテンドーDSiウェアもそのままプレイできる。これは前世代機であるDS・DS Lite・DSiが採用していたARM9 ARM7およびソフトのフラッシュメモリを搭載しているためである。
カメラ機能を使用したDSi対応・DSiウェアのソフトも利用可能で、3DSのカメラはDS用に切り替わって解像度などはそのまま利用できる。なお、保存された写真を使用するDSi対応・DSiウェアのソフトでは、本体保存メモリに保存された写真を利用する。
DS・DSi用ソフト(DSiウェア・DSダウンロードプレイ・Wi-Fiコネクション設定を含む)を表示させると、両機種の解像度の相違のため、映像が拡大され多少ぼやけて表示される。STARTまたはSELECTボタンを押しながらこれらのソフトを起動すると、画面サイズは小さくなるが、本来の解像度で表示させることができる。また、3DSの上画面はDSよりワイドになっているため、DSのソフトを表示している時の上画面は左右に黒い帯が付く。
DS用ソフトの起動中は、3DSの機能が使用できない(ニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLと同様、思い出きろく帳は記録されるが、7日分に限られる)。また、HOMEボタンを押すと、ソフトをスリープ状態にしてHOMEメニューに戻るかを尋ねる画面が表示される。この画面上では、輝度調整や省エネモード切替ができ(後述)、調整後「キャンセル」を選ぶかHOMEボタンを押すとプレイ画面に復帰する。「OK」を選ぶとHOMEメニューに戻るが、その際にソフトは終了され、セーブしていないプレイデータは失われる。
なお、これまでのゲームボーイ(以下GB)、ゲームボーイカラー(以下GBC)、ゲームボーイアドバンスタイトルとの互換機能はないが、GBとGBC、GBA(アンバサダーのみ)タイトルの一部については、バーチャルコンソールで遊ぶことができる。
ただし、GBA連動やDS振動カートリッジや拡張機器など、GBAスロットに差す外部周辺機器は使用できない(ニンテンドーDSi・ニンテンドーDSi LLと同様)。ダブルスロットの影響でプレイすらできない作品は以下の通りである。
- フェイスニングで表情豊かに印象アップ 大人のDS顔トレーニング
- ニンテンドーDSブラウザー/(DSLite専用)ニンテンドーDSブラウザー
- カードとあそぶ!はじめてのDS
- オシャレ魔女♥ラブandベリー 〜DSコレクション〜
- 甲虫王者ムシキング スーパーコレクション
- DSの一部項目での終了時動作の変更
- DSiおよびDSi LLでは、DSダウンロードプレイの終了時に「DSiメニューに戻りますか?」というメッセージが表示され、DSiメニューに戻る場合は電源を落とさずにDSiメニューへ戻れるようになったが、3DSでは「終了しますか?」のメッセージに変更され、DSi・DSi LLと同様に電源を落とさずに3DSメニューに戻れるようになった。また、DSの一部ソフトで「電源を切って終了しますか」の表示が出た場合にその指示に従った場合は、「スリープするとできること」の画面に遷移するようになっている。DSのソフトをプレイ中に3DS本体をスリープモードにしつつゲームカードを抜いた場合は、DSiLL以前ニンテンドーDSのように電源が切れるのではなく、3DSのカセットソフトでゲームカードをスリープ中に抜いた場合と同じように3DSのホームメニューに遷移される。
- ボタン対応表
仕様
内蔵機能
- Mii
- Miiを作成するソフト『Miiスタジオ』、ネットワーク経由でMiiの交換などを行う『すれちがいMii広場』が本体に内蔵される。『Miiスタジオ』はWiiの『似顔絵チャンネル』に比べて強化され、内蔵カメラで撮った顔写真を分析してMiiを作成する機能や顔のパーツが増えている。作成したMiiはQRコードに変換して他のニンテンドー3DS、及びWii Uで取り込むことができるほか、画像ファイルとしても保存できる。
- AR(拡張現実)
- ニンテンドーDSi専用ソフトにもカメラを活用したものがあるが、3DSではさらに強化され、カメラで撮影した空間とゲームのグラフィックを合成する拡張現実の表現が可能になる。本体にはARを体験できるミニゲーム集『ARゲームズ』が内蔵される。
- ニンテンドー3DS画像投稿ツール
- ゲーム内のスクリーンショットをTwitter・Facebookへ投稿できるWebサービスである。3Dで投稿されたスクリーンショットは、他の3DSのインターネットブラウザーで閲覧すると3Dで表示される。
- 2022年10月25日をもってサービス終了。今後はブラウザーでFacebookなどに直接アクセスすれば画像を引き続き投稿できるようになる。
- ニンテンドーネットワークID
- ニンテンドーネットワーク(NNID)に利用される。ニンテンドーeショップでさまざまなソフトをダウンロードできたり、「Miiverse」へ投稿ができたり、お得なキャンペーン情報を受け取ったりすることができる。 また、Wii Uとニンテンドー3DSのニンテンドーeショップの残高を合算し、共有することも可能なサービスとなっている。
- すれちがい通信機能
- すれちがい通信機能を本体機能として搭載。従来はあらかじめ対応ゲームをスタートさせてすれちがい通信モードにしておく必要があったが、3DSでは複数のゲームのすれちがい通信プログラムが本体に常駐し、(電源が入っている間)常時動作し続けるようになる。本体の「おしらせランプ」が緑色に光り、すれちがい通信が発生したことを通知する。すれちがい通信で得た情報などは、ソフトの中断時でも利用可能な「おしらせリスト」にて確認できる。通信の対象ソフトは最大12種類まで登録が可能で、本体設定から解除することもできる。なお、従来のDS/DSi用ソフトは、従来と同様にゲームを起動しなければならず、ソフトを起動している時は3DSソフトのすれちがい通信は行われない。
- いつの間に通信
- 3DSのスリープモード中に、自動でニンテンドーゾーンや無線LANアクセスポイントを探索し、情報、ゲームのデータ、無料体験版ソフト、映像などをインターネットより受信し、3DS内に保存する機能(WiiのWiiConnect24に近い)。Wii Uにも同じ名称の機能が存在する。本体の「おしらせランプ」が青色に光り、いつの間に通信でデータを受信したことを通知する。すれちがい通信と同じく、いつの間に通信で得た情報などは、ソフトの中断時でも利用可能な「おしらせリスト」にて確認できる。3DSのすれ違い通信、後述のいつの間に通信機能を使うには3DSにSDカードを入れる必要がある。
- リージョンコードおよび動画配信の地域制限
- 「ニンテンドーDSi」から引き続きリージョンコードが設定されている。使用するDSi専用ソフト(DSi対応ソフト・DSiウェア含む)および3DS専用ソフト(ダウンロードソフト・3DS用ダウンロードプレイ含む)と本体のリージョンコードが一致しないとそのソフトを起動することができない。なお、従来のDS専用ソフトにはリージョンコードが設定されていないため、リージョンコードの影響は受けない。
- スペシャルMiiのQRコードにも設定されており、本体のリージョンコードと一致しないと読み込むことができない。
- 動画配信においても地域制限が設定されている。ニンテンドーeショップを除く、いつの間にテレビおよびニンテンドービデオでは本体のリージョンコードと同一国内の地域でなければ動画を見ることができない。
- いつの間にテレビは2012年6月20日に、ニンテンドービデオは2014年3月31日にサービス終了。
HOMEメニュー
ニンテンドー3DSを起動すると、HOMEメニューが表示され、3DSに内蔵されている機能や追加したソフトのアイコンが一覧表示される。ソフトアイコンの表示スペースは300個分まで用意されている。ただしニンテンドーDSiウェアは本体保存メモリが残っていても最大で40種類までしか追加できない。
1画面に表示されるソフトアイコンの数は、下画面の左上にある「表示数変更」のアイコンをタッチすることで、縦1・横3 - 縦6・横10の6段階に変更することができる。ソフトアイコンの並べ替えは、タッチペンによって自由にできる。ソフトの削除は本体設定内の「データ管理」の項目からできる。
本体バージョン『Ver.4.0.0-7J』(2012年4月25日配信開始分)以降では、フォルダ機能が追加され、ソフトアイコンをフォルダ内で整理できるようになった。フォルダは最大57個まで作成可能で、1つのフォルダにはソフトアイコンを60個まで収納可能。フォルダアイコンには任意で付けたフォルダ名の最初の一文字が表示される。当初は、「本体設定」「eショップ」「カードソフト」のアイコンはフォルダーに収納できなかったが、「本体設定」「eショップ」については、後の更新で可能となった。
上画面にはソフトアイコンに対応したグラフィックが表示され、マイクに反応がある(息を吹きかけたり声をかける)と勢い良く回転したり、浮いたりする。上部には、通信状況、その日の歩数 / ゲームコインの枚数(交互に表示)、日付と時刻、バッテリー残量が表示されている。
基本的に本体のHOMEボタンを押せば、プレイ中のソフトを中断したまま、このメニューに戻ることができる。ただしDS用ソフト、DSiウェア、およびバーチャルコンソールのゲームボーイアドバンスソフトのプレイ時は例外で、一度ゲームを終了しないとHOMEメニューに戻ることはできない(前述の通り、HOMEボタンを押すとHOMEメニューに戻るかを尋ねる画面が表示される)。
ソフトアイコン
購入時は以下の機能がソフトアイコンとして表示されている。これら13種類の削除は不可能。一部の機能を除いてソフトの取扱説明書が内蔵されており、HOMEメニュー内から「説明書」を選ぶことで、そのソフトの説明を見ることができる。
- 安全に使用するために
- 3DSで使用する際の注意を確認できる項目。「3D映像に関するご注意」、「健康上のご注意」、「使用上のご注意」の3項目が含まれている。
- ちなみに、Newニンテンドー3DSの同名項目とは別のソフトとして扱われており(New 3DSの場合、3DSとは違い電子説明書のスタイルで、注意事項がより詳しく記載されている)、3DSからNew 3DSにデータ引っ越しをし、なおかつ引っ越す前の3DSと引っ越し後のNew 3DSの双方において「安全に使用するために」を開いた事がある場合、2つの「安全に使用するために」が『思い出きろく帳』(後述)に混在する事となる。
- カードスロットアイコン
- 本体に差し込んだ3DSカードおよびDSカード(DS専用ソフト(ゲームボーイアドバンス用スロットを利用するソフトを除く)・DS・DSi両対応ソフト・DSi専用ソフト)を起動する項目。フォルダへの収納不可。
- DSiと同様に差し込んでいるソフトをプレイしている時以外なら、電源を切らずにカードを抜き差ししても認識される。HOMEメニューを表示しているときにカードを挿入すると、自動的にこのアイコンに選択状態が移動する。
- なお、3DSカードのソフトをプレイ中にカードを抜くと、フリーズは起こらず、「ゲームカードが抜かれました」の画面が表示される。
- ニンテンドー3DSカメラ
- 3DSに搭載されているカメラで写真や動画を撮影するソフト。DSiウェアで使用できるのは、このソフトで撮影した写真(本体に保存する必要がある)のみ。一部撮影モードでは外側の二つのカメラを両方使用することがある。アルバムからは他の一部対応ゲームでゲーム内を撮影した写真を含めて、SDカード内と本体内の写真を閲覧できる。ブラウザーで写真をアップロードする場合も3DSカメラのUIを一度経由する。
- ニンテンドー3DSサウンド
- SDカードに入っている音楽ファイルを再生したり、内蔵マイクで声などを録音して遊ぶためのソフト。音楽再生中に流すことのできる画面上のエフェクトはDSiから引き継がれているが一部内容は変更されている。
- Miiスタジオ
- Miiを作成するためのソフト。
- すれちがいMii広場
- すれちがい通信でMiiを集めて、交流など様々な機能を楽しむソフト。
- ニンテンドーeショップ
- ダウンロードソフト(ニンテンドー3DSダウンロードソフト、バーチャルコンソール、ニンテンドーDSiウェア)を購入・ダウンロードしたり、ソフトウェア各種の情報を閲覧するためのソフト。
- 本体のバージョン『Ver.2.0.0-2J』(2011年6月7日配信分)の更新時に追加されたが、利用するには本体購入時のバージョンが『Ver.2.0.0-2J』以降であっても本体を1度更新しなければならない。
- ARゲームズ
- 3DSのカメラでARカードを認識させ、様々なゲームで遊ぶことができるソフト。本体に同梱されている6枚のARカードを使用する。
- 顔シューティング
- カメラで顔を撮影して、撮影した顔でシューティングゲームが遊べるソフト。
- 思い出きろく帳
- 持ち歩いた歩数や遊んだソフトなどを確認できるソフト。歩数は本体をスリープにした状態で持ち歩くことで記録される。
- ニンテンドーゾーンビューア
- 「ニンテンドーゾーン」のサービスを利用するためのソフト。DSiではゾーンを検知するまでソフトが表示されないが、3DSでは最初から表示されている。(ニンテンドーゾーンは2020年2月28日にサービス終了)。
- ダウンロードプレイ
- ワイヤレス通信(任天堂独自規格によるローカル通信)を使ってソフトをダウンロードして遊ぶ項目。最初に3DS用・DS用かを選択する。「DSダウンロードプレイ」の画面では、初代DSからのGUIが唯一使われている。
- 本体設定
- 本体の各種設定を行う項目。ニンテンドーネットワークID設定(本体バージョン『Ver.7.0.0-13J』以降で追加)、インターネット設定、保護者による使用制限、データ管理、その他の設定の5つに分けられている。ソフトの引っ越しはこの項目から行う。
- 3DS用のインターネット設定のほか、DSソフト用のインターネット設定もできる(Wi-Fi対応のDSソフトにあるWi-Fi設定と同じ)。DSiにあった上級者設定は無いが、機能的には3DS用の設定がこれにあたるため、接続先はDSi同様6つとなる。
- 「その他の設定」の「ユーザー情報」項目にある「DSソフト用設定」(DS/DSiソフトで使用するコメント・ユーザーカラーを設定する項目)では、画面がDSiの本体設定とほぼ同じデザインとなり、流れるBGMもDSiと同様のものである。
- 本体背面のバッテリーを取り外すと、日時がリセットされる。
- amiibo設定
- 3DSメニューの下画面の左上から「amiiboの設定」を押して、amiiboに関する設定を開くことができる。設定内でできることはWii Uのamiiboに関する設定機能と同じで、「オーナーとニックネームを登録・変更する」、「amiiboゲームデータを消去する」、「amiiboを初期化する」の3つである。3DSの機種によっては3DSシリーズ専用のNFCリーダ・ライターが必要。このアプリはホーム上に並べられるアイコンのあるアプリではないが、『思い出きろく帳』(後述)ではアイコンのあるアプリの一つとして扱われる。
ソフトアイコン以外
以下の機能はソフトアイコンとは別に、HOMEメニューに設置されており、HOMEメニューが表示されている間であれば、いつでも利用することができる。
- ゲームメモ
- 手書きのメモを取ることができる機能。ソフトをプレイしている途中に中断して、中断中の画面を見ながらメモを取ることもできる。起動時に専用の効果音が流れる。起動していたゲームのスクリーンショットを見ることは可能だが、メモへの取り込みやスクリーンショットの保存は不可能。
- フレンドリスト
- フレンド登録したプレーヤーのリスト。お互いにオンライン環境にあれば、相手がプレイしているソフトを見ることができる。相手が同じソフトをプレイしていれば、合流することもできる。また、16文字以内で「ひとことコメント」を入力することもできる。
- お知らせリスト
- 成功した「すれちがい通信」の情報や、「いつの間に通信」でソフトごとに受信されたメッセージを確認できる機能。購入直後には使い方を簡単に説明するおしらせが届く。
- インターネットブラウザー
- インターネットを接続して、Webサイトなどを見ることができる機能。Wiiまでのブラウザ規格と異なり、3DSのブラウザの規格はACCESSのNetFront Browser。本体のバージョンを『Ver.2.0.0-2J』以降に更新することで追加される。DSi内のニンテンドーDSiショップから無料でダウンロードするニンテンドーDSiブラウザーと異なり、内蔵機能扱いであるため消去されることはない。
- DSiブラウザーと比べると通信速度や描画速度が向上し、新たに3D対応画像を閲覧・保存・アップロードできるようになった。動画・音声・Adobe Flashの表示に対応していない点はそのまま。
- お気に入りは64件まで登録可能で、サイト閲覧履歴は32件まで保存可能(32件を超えると一番古い履歴から順に自動的に削除される)。閲覧履歴・Cookieはインターネットブラウザーを終了しても保持される。ただし、動画配信、総合ダウンロードサイト、SNS、会員用掲示板を使えない機能がある。
- なお、ニンテンドーゾーンでの3DSのインターネットブラウザーサービスは2013年12月10日をもって終了している。
- Miiverse (サービス終了)
- 本体のバージョンを『Ver.7.0.0-13J』以降に更新することで追加される。Miiを使ったミニブログ形式の新しいコミュニケーションサービス。3DS版では、オフラインの際に下書き投稿を3件まで保存できる機能がある。Miiverseは2017年11月8日15:00に終了した。
- カメラモード(アプリケーションではなく内蔵機能)
- カメラで写真を撮影する機能。起動方法は当初、HOMEメニュー表示時にL/Rボタンのいずれかを押すことで起動するものだったが、本体のバージョン『Ver.4.0.0.7-J』以降はL/Rボタンのいずれかを長押しする仕様となり、『Ver.7.0.0-13J』以降はL/Rボタンを同時押しすることで起動するようになった。ここで使用できるカメラの撮影モードは、通常の撮影モードと「合体カメラ」のみである。本体のバージョン『Ver.2.0.0-2J』以降はQRコードを読み込む機能が追加された。
- 撮った写真を閲覧したり、さまざまな撮影機能を利用するときは、前述の3DSカメラを立ち上げる必要がある。
- なお、中断中のソフトがカメラを使用している場合、カメラモードを起動できない。
追加ソフト・機能
本体に内蔵されているソフト以外にも、新しく無料のソフトが不定期に追加された。同梱のSDカードにいくつかが内蔵されている。新しい機能はニンテンドーeショップからダウンロードする。
- いつの間に交換日記
- 「フレンド」同士で手軽に手書きの日記をやりとりできるソフト(2012年5月より同梱のSDカードに内蔵。2013年11月1日にいつの間に通信によるサービスを停止したためかつての日記の閲覧のみが可能な状態)。ほぼ同じ日記を書くことができる後継アプリケーションは「イラスト交換日記」。
- 3D体験映像
- 2分11秒の3Dムービーソフト。3DCGで作られた自然などの映像が収録されている。
- 2012年5月より同梱のSDカードに内蔵されていたが、ある時期の出荷分からは下記の3D体験映像2に変更された。
- 一般配信はされていないが、2012年7月11日から8月9日までニンテンドービデオで配信されていた。
- 3D体験映像2
- 3DCGで作られた紙飛行機が飛んでいく映像が収録されている。
- 上記の3D体験映像に替わって内蔵されるようになった。
- こちらも一般配信はされていないが、2013年5月15日から6月25日までニンテンドービデオで配信されていた。これら2つの3D体験映像はニンテンドーeショップから再ダウンロードが可能である。
- テーマ機能
- 2014年10月より追加された壁紙(テーマ)機能。3DSには最初から5種類のテーマが入っている。3DSのHOMEメニューを着せ替えてカスタマイズすることが出来る。専用の効果音やBGMが鳴るものもある。テーマショップもテーマ機能のメニューから遷移でき、ニンテンドーeショップの残高を使って購入できる。同様に、OSにデータを保存する範囲で3DSのホーム画面を飾ることができる無料アプリに「バッジとれーるセンター」が存在する。
システム更新
バッジとれ~るセンターの全バッジのデータについてもOSに保存されていたため、2017年でOSのメモリ量を超過するリスクを考慮してバッジ追加は終了した。その後、2023年をもって3DSシリーズのOSの更新は終了した。
本体
以下の記述は、特記事項のない限りは日本国内での発売日。
2011年2月26日発売時の本体カラーは2種類。型番はCTR-001。
付属品は以下の通り。
- ニンテンドー3DS専用充電台 1台
- ACアダプタ (WAP-002) 1個:ニンテンドーDSi、ニンテンドーDSi LL用ACアダプタと同一のものである。
- ニンテンドー3DS専用タッチペン 1本
- SDメモリーカード(2 GB) 1個:あらかじめ3DS本体に挿入されている。
- ARカード 6枚
- かんたんスタートガイド 1枚
- 取扱説明書 1冊
- 保証書 1冊
カラーバリエーション
- 通常版
- アクアブルー(2011年2月26日 - 2012年8月)
- コスモブラック(2011年2月26日 - 2013年10月)
- フレアレッド(2011年7月14日 - 2012年11月)
- ミスティピンク(2011年10月20日 - 2013年7月)
- アイスホワイト(2011年11月3日 - 2013年10月)
- コバルトブルー(2012年3月22日 - 2013年7月)
- ライトブルー(2013年3月20日 - 2016年末)
- グロスピンク(2013年3月20日 - 2016年末)
- メタリックレッド(2013年6月13日 - 2016年末)
- ピュアホワイト(2013年10月10日 - 2016年末)
- クリアブラック(2013年10月10日 - 2016年末)
ミスティピンクとアイスホワイトには、『スーパーマリオ 3Dランド』を同梱した「スーパーマリオ 3Dランド パック」や、コスモブラックとフレアレッドには、『モンスターハンター3G』を同梱した「モンスターハンター3G はじめてハンターパック」が発売されており、「スーパーマリオ 3Dランド パック」にはセット特典として、バーチャルコンソールの『スーパーマリオブラザーズ』がSDメモリーカードにプリインストールされている。
- 限定モデル
- ゼルダの伝説25周年エディション(2011年12月5日発売)
- 任天堂オンライン限定販売。
- モンスターハンター 3(トライ)Gオリジナルデザイン アイスホワイトの3DSに『monster hunter 3G』の文字とブラキディオスの紋章が描かれている。(2011年12月10日発売)
- 『モンスターハンター 3(トライ)G』(スペシャルパック)に同梱。
- シャア専用ニンテンドー3DS(2011年12月22日発売)
- 『SDガンダム Gジェネレーション3D』(PREMIUM BOX)に同梱。
- ちょっとマリオなニンテンドー3DS
- マリオ
- ピーチ
- スーパーキノコ
- クラブニンテンドー限定抽選プレゼントで各1,000台。2011年10月1日から2012年1月15日までの間に、ニンテンドー3DSパッケージソフトのポイントをクラブニンテンドーで登録すると、ソフト2本につき1口、最大5口まで応募できた。
- NEWラブプラス限定モデル(2012年2月14日発売)
- マナカデラックス
- リンコデラックス
- ネネデラックス
- 『NEWラブプラス』のコナミスタイル限定版各種に同梱。それぞれのキャラクターが描かれている。抽選販売。
- Snake Comouflage仕様ニンテンドー3DS(2012年3月8日発売)
- 『メタルギア ソリッド スネークイーター3D』(PREMIUM PACKAGE)に同梱。抽選販売。
- キングダム ハーツ 3D限定モデル(2012年3月29日発売)
- 『キングダム ハーツ 3D』(KINGDOM HEARTS EDITION)に同梱。
- ファイアーエムブレム 覚醒オリジナルデザイン(2012年4月19日発売)
- 『ファイアーエムブレム 覚醒』(スペシャルパック)に同梱。任天堂オンライン限定販売。
- ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D限定モデル(2012年5月31日発売)
- 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』(スペシャルパック)に同梱。
- モンスターハンター4 オリジナルデザイン(2013年11月14日発売)
- 『モンスターハンター4 ハンターパック(ソフトはDL版)』に同梱
- ゼルダの伝説25周年エディション(2011年12月5日発売)
- 海外版
- ミッドナイトパープル(2012年5月20日 - )北米のみ
- セルリアンブルー(2012年9月28日 - )台湾・香港
- シマーピンク(2012年9月28日 - )台湾・香港
開発支援機器
本項目にて述べる機器やツールは一般向けには販売が行われておらず、ゲーム開発会社、流通、出版社などの業務上必要と認められた一部の会社に販売された「開発・検証機」となる。
- 京都マイクロコンピュータ
- PARTNER-CTRシリーズ - 「デバッガ」「キャプチャー」「キャプチャーデバッガ」で構成される。
- インテリジェントシステムズ
- IS-CTR-DEBUGGER - プログラム開発支援システム
- IS-CTR-EMULATOR
- IS-CTR-BOX - 開発カード書き込みシステム
- IS-CTR-ImageTool - 画像変換ツール
- IS-CTR-SoundStreamer - サウンド支援ツール
- IS-CTR-MediaFiler - メディアファイラー
- IS-CTR-VSENV - 統合開発環境アドイン
周辺機器
- ライセンス商品
- マリオカート7ハンドル(HORI)
- モンスターハンター4 ハンティングギア(HORI)
- モンスターハンター4G 拡張スライドパッド(HORI)
- 爆釣バーロッド(バンダイナムコ)
- 爆釣バーハンターで使用。
モデル
ニンテンドー3DS LL
Electronic Entertainment Expo 2012(以降E3)が開催される数日前に、日経が「任天堂、新型Wii多機能に カーナビ・電子書籍 スマホに対抗」の見出し記事を掲載し、Wii Uにカーナビ・電子書籍などの機能を搭載するという情報と、ニンテンドー3DS LLの情報をE3で発表するかのように報道した。
これを受けて任天堂は、「(日経にあるE3でWii U関連の情報とニンテンドー3DS LLの情報を発表は)当社が発表したわけではなく、数多くの間違いが含まれた日経の全くの憶測記事である」旨のニュースリリースを発表する。
任天堂は「日経記事にはWii U関連の情報を含めて多くの間違いがあり、憶測である」と発表しただけであり、ニンテンドー3DS LLの発表自体を否定したわけではないが、ゲームのニュースを配信しているインサイドなどのインターネットメディアは、日経が発表した記事の「ニンテンドー3DS LL」の部分のみを抽出し記事にしたため、任天堂のニュースリリースを見た一部のネットユーザーに「ニンテンドー3DS LLは発売されないのではないか?」との誤解を生じさせた。
またインサイドは先述の記事の他にも、E3終了後に任天堂の宮本茂が海外サイトのインタビューを翻訳したとされる記事を掲載し、その見出しは「任天堂宮本氏『ニンテンドー3DS LLは今後発売しない』」となっている。しかし、記事内容は一行目から「ニンテンドー3DS LLは今後も発売されない可能性を示唆」となっており、あくまでも可能性の話として書かれている(※6月22日夜に該当記事削除、その後再度掲載し、訂正の文字が書き足されている)。なお、そのインタビューで宮本は3DS LLは今後発売しないとは言っておらず、今後も発売しない可能性を示唆してはいない。
その後、2012年6月22日にNintendo Direct 2012.6.22で『ニンテンドー3DS LL』の発売発表。同年7月28日に発売された。
2012年12月1日に中国(神游科技での発売)で3DS XLのみ発売。
3DS LLの仕様
通常の3DSからの変更点は以下の通り。
- 基本性能は#ハードウェア、#仕様を参照
- 電源ボタンの形状と出っ張り。
- SELECT・HOME・START、各ボタンがシートボタンから独立したボタンに。
- 3Dスライダーで立体視をゼロ位置(2D)にした時にスライダーが軽く固定される。
- 液晶画面の固定角度が1段階増えている。
- 液晶側上部にボタン類と画面が触れないためのゴムの突起。
- タッチペン収納が後側面中央やや左から右側面に変更。形状も伸縮しない1本の物になった(長さ96mm)。
- SDカードの挿入場所が左側面から右側面に変更。
- イヤホンジャックが中央手前から前側面左端に変更。
3DS LL本体
2012年7月28日発売時の本体カラーは3種類。型番はSPR-001。希望小売価格は18,900円(税込)。ACアダプタ(DSiシリーズや3DSと共用)、専用充電台は別売。同時にパッケージソフトのダウンロード版の販売(詳細は上述)が開始された。ホワイトは最後まで生産されていた。2015年末頃に全色生産終了。
付属品は以下の通り。
- ニンテンドー3DS LL専用タッチペン 1本
- SDHCメモリーカード(4 GB)1個
- ARカード 6枚
- かんたんスタートガイド 1枚
- 取扱説明書 1冊
- 保証書 1冊
また本体のカラーバリエーションは以下の通り。
- 通常版
- ホワイト (2012年7月28日発売)
- レッド×ブラック (2012年7月28日発売)
- シルバー×ブラック (2012年7月28日発売)
- ピンク×ホワイト(2012年9月27日発売)
- ブルー×ブラック(2012年10月11日発売) - 海外では2012年7月28日に発売された。
- ブラック(2012年11月1日発売)
- ミント×ホワイト(2013年4月18日発売)
また、ブラックと付属のSDカード内に『モンスターハンター3G』のダウンロード版をプリインストールした「ニンテンドー3DS LL モンスターハンター3G パック」が2012年11月1日より期間限定で販売された。
- 限定モデル
- ピカチュウイエロー(2012年9月15日発売)
- ポケモンセンター限定発売 - 予約のみの全額前金制で、発売日当日の販売は無し。トーキョー・ナゴヤ・オーサカでは予約受付開始日の8月25日に、その他の店舗も翌日の8月26日に予約受付を終了した。
- とびだせ どうぶつの森オリジナルデザイン(2012年11月8日発売)
- 「ニンテンドー3DS LL とびだせ どうぶつの森パック(ソフトはDL版)」に同梱。
- New スーパーマリオブラザーズ 2オリジナルデザイン(2012年11月15日発売)
- 「ニンテンドー3DS LL New スーパーマリオブラザーズ 2パック(ソフトはDL版)」に同梱。
- リザードンエディション(2012年12月15日発売)
- ポケモンセンター限定。抽選発売。
- スーパーロボット大戦UXオリジナルデザイン(2013年3月14日発売)
- 「ニンテンドー3DS LLスーパーロボット大戦UXパック」に同梱。
- トモダチコレクション 新生活オリジナルデザイン(ミント×ホワイト)(2013年4月18日発売)
- 「ニンテンドー3DS LL トモダチコレクション 新生活パック(ソフトはDL版)」に同梱。
- 真・女神転生IVオリジナルデザイン(2013年5月23日発売)
- 「真・女神転生IV 限定モデル(ソフトはDL版)」に同梱。
- イーブイエディション(2013年6月22日発売)
- ポケモンセンター限定。抽選発売。
- THE YEAR OF LUIGI仕様(2013年7月18日発売)
- 「ルイージ30周年パック」(マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー(ソフトはDL版)とのセット)に同梱。
- モンスターハンター4 オリジナルデザイン(2013年9月14日発売)
- モンスターハンター4スペシャルパック(ゴア・マガラブラック、アイルーホワイトの2種)に同梱
- ポケットモンスター X・Yオリジナルデザイン(2013年10月12日発売)
- ゼルネアス・イベルタル ブルー
- プレミアムゴールド
- 「ニンテンドー3DS LL ポケットモンスター X、またはポケットモンスター Yパック(ソフトはDL版)」に同梱。プレミアムゴールドのみ、ポケモンセンターとアマゾン限定販売。
- ワンピース アンリミテッドワールド レッドオリジナルデザイン(2013年11月21日発売)
- ワンピース アンリミテッドワールド レッド アドベンチャーパック(ルフィレッド、チョッパーピンクの2種)に同梱。
- ニンテンドー3DS LLオリジナルデザイン(2013年11月8日発売)
- マリオホワイト
- マリオシルバー
- フレッツ光 1000万契約突破キャンペーン限定モデル(ACアダプタ同梱)。フレッツ光メンバーズクラブ会員各50台限定販売。また、フレッツ光に新規申し込み限定で各100台販売。
- ニンテンドー3DS LL限定カラー(2013年11月28日発売)
- ニンテンドー3DS LL リミテッドパック(オレンジ×ブラック、ターコイズ×ブラックの2種でACアダプタ・クリーニングポーチが新たにセット)
- ゼルダの伝説 神々のトライフォース2オリジナルデザイン(2013年12月26日発売)
- 「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 パック」(ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(ソフトはDL版)とのセット)に同梱。
- ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵オリジナルデザイン(2014年2月6日)
- 「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」スペシャルパックに同梱。
- NEWラブプラス コンプリートセット(2014年3月27日発売)
- マナカデラックス
- リンコデラックス
- ネネデラックス
- 『NEWラブプラス 』の限定版各種に同梱。それぞれのキャラクターが描かれている。
- モンスターハンター4限定カラー(2014年3月27日発売)
- 「モンスターハンター4 ラージャンゴールド」限定モデル(ACアダプタとのセット)に同梱。(モンスターハンター4のソフトは含まれていない)
- シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコールオリジナルデザイン(2014年4月24日)
- 「シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール」シアトリズムエディション(ソフトはDL版)に同梱。
- ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンスオリジナルデザイン(2014年6月5日発売)
- 「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス スペシャルパック」(ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンスとのセット)に同梱。
- 妖怪ウォッチオリジナルデザイン (2014年7月10日発売)
- 「妖怪ウォッチ ジバニャンパック」 (「データカードダス 妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」で使える「ゴルニャン」付き)に同梱。(妖怪ウォッチ・妖怪ウォッチ2 元祖・本家のソフトは含まれていない)
- ピカチュウイエロー(2012年9月15日発売)
- 海外版
- マリオ レッド×ゴールド(2012年12月1日 - )中国大陸
- ピンク(2013年5月31日 - )欧州のみ
開発支援機器
- インテリジェントシステムズ
- IS-SPR-DEBUGGER & CAPTURE - プログラム開発支援システム&キャプチャ&モニター出力システム
- SPR for EMULATOR
3DS LL周辺機器
- ライセンス商品
- モンスターハンター4 ハンティングギア(HORI)
- モンスターハンター4G 拡張スライドパッド(HORI)
- 爆釣バーロッド(バンダイナムコ)
- 爆釣バーハンターで使用。
ニンテンドー2DS
ニンテンドー3DSから裸眼立体視(3D映像)機能と、折り畳み機能を廃止、ステレオスピーカーをモノラルにした下位モデル。現地の経済事情に合わせた廉価モデルと位置付け、3D立体視の機能はなし、モノラル音声(ヘッドフォン使用時はサラウンド・ステレオ)。型番はFTR-001。
- 2013年8月29日に、ニンテンドー・オブ・アメリカのウェブサイトで3DSのバリエーションモデルとして発表された。
- 2013年10月12日に北米、欧州、豪州で、同年12月7日に韓国で発売。北米での希望小売価格は129.99ドル(約13,000円)。
- 日本では2016年2月27日に発売。
Newニンテンドー3DS
2014年8月29日に3DSのバリエーションモデルとして発表された。型番はKTR-001。
従来の3DSと比べてCPU性能が上がり、ボタンや新しい機能の追加、配置変更などされているが、あくまで3DSシリーズの新モデルであり次世代携帯機ではなく、今までの3DS用ソフトの動作が快適になったり、グラフィックが綺麗になったりすることはない。しかしNewニンテンドー3DSでプレイすると動作が快適になる、グラフィックが綺麗になるソフトを開発することは可能であり、さらにその性能を生かした専用ソフトも発売されている。また、以前の3DS・2DSではプレイできない「Newニンテンドー3DS専用ソフト」であった。フラッシュメモリが搭載できなくなり、代わりにmicroSDメモリーカードスロットのみとなった。「Newニンテンドー3DS」と通常の3DSのOSは機能面で違いがあり、「Newニンテンドー3DS」「Newニンテンドー3DS」「Newニンテンドー2DSLL」は形式上New 3DSのOSと機能面で同一である。
なお、Newニンテンドー3DSからはインターネットブラウザーのフィルタリングが初めから有効の設定になっており、フィルタリング解除にはクレジットカード認証と手数料30円が必要となった。これは子供が勝手にフィルタリングの設定を解除してしまわないようにするための処置である。
- 海外版
- 大使版(2015年1月7日 - 2015年1月12日)欧州のみ
Newニンテンドー3DS LL
- Newニンテンドー3DSの大画面モデル。型番はRED-001。
- Newニンテンドー3DSと同日発売したが、Newニンテンドー3DSよりも長く販売された。
- 海外版
- ファイアーエムブレムifエディション(2016年2月19日 - )北米のみ
Newニンテンドー2DS LL
- Newニンテンドー3DS LLから裸眼立体視 (3D映像) 機能を削除した廉価モデル。型番はJAN-001。
- 2017年7月13日に日本で発売。
ソフトウェア
2012年7月28日から任天堂タイトルについては、原則としてパッケージ版とダウンロード版が用意される。かつてダウンロード版はクラブニンテンドーのポイントが優遇された。なお、主なニンテンドー3DS用ソフトは、2014年10月11日から発売されたNewニンテンドー3DSにも対応しているが、一部ソフトは非対応。
- 同時発売ソフト
- 同時発売ソフトおよび初期発売のソフトは、日本国内・日本国外ともに、一部を除いて日本のソフトメーカーが中心となっている。これは、日本市場が携帯型ゲーム中心の世界的に見て異色の市場構造となったため日本企業の注目度が高く、逆に日本国外のメーカーは日本ほど注目しなかったためである。
- また、「任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり」という批判に配慮し、発売前からサードパーティー重視に取り組んだ。このため、発売初期に任天堂ソフトの割合が旧ゲーム機に比べて少なく抑えられている。
3DSのミリオンセラー作品の数は26本(2018年4月現在)。(日本で500万本以上を販売したソフト)下記のタイトルは基本的には400万本、300万本。
- 日本で400万本以上を販売したソフト
- 日本で300万本以上を販売したソフト
- 日本で200万本以上を販売したソフト
- 日本で100万本以上を販売したソフト
ゲーム以外
- 「通信機能」に書かれている文字は、以下のニンテンドー3DSの通信機能を示し、●印はその通信機能に対応していることを示す。
- ロ:ローカル通信対応(遊ぶ人数分の3DS本体とソフトが必要)
- ダ:ダウンロードプレイ対応(ソフト1つと遊ぶ人数分の3DS本体が必要)
- す:すれちがい通信対応
- い:いつの間に通信対応
- イ:インターネットプレイ対応
CM
発売時のイメージキャラクターには嵐を起用。
関連サービス
- ニンテンドー3DSを使った館内案内サービス
- ルーヴル美術館で、ニンテンドー3DSを使った館内案内サービスが2012年4月11日より実施され、展示品を画像と音声で解説、利用者の現在位置を表示、裸眼立体視対応で3Dで見ることができ、言語はフランス語、日本語、英語、イタリア語、韓国語などの7言語に対応している。
- 2013年11月27日には『ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館』がダウンロードソフトとして発売された。
- かんたんテザリング for ニンテンドー3DS
- ドコモと任天堂が共同で開発した「かんたんテザリング for ニンテンドー3DS」は無料のスマートフォン用アプリケーションで、テザリングを利用したことがないユーザーでも簡単に設定し、利用することができるアプリケーションでGoogle Playにおいてドコモが配信。これによりそれまでよりも簡単に3DSのネット対戦ゲームが楽しめるようになった。順次対応機種を増やしていたが、利用者数の減少などにより、2018年5月31日にサポートを終了した。
- 支払い決済
- 2014年12月9日からNewニンテンドー3DS・Newニンテンドー3DS LLの支払い決済に、交通系電子マネー(Suica/PASMO/kitaca/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/nimoca/はやかけん)を利用できるようになった。このサービスは2022年1月18日午前9時に終了した。
影響
早期の値下げ
発売時の25000円(税込)という本体の希望小売価格は、同社の携帯ゲーム機史上最も高額で2009年に値下げされた同社の据置型ゲーム機であるWiiよりも高かった。
しかし任天堂は2011年7月28日に価格改定を発表した。発売から半年も経っていないにもかかわらず異例の値下げに踏み切った理由としては、「発売前と状況が大きく変わり、このままでは満足な普及ができず、多くのユーザーに3DSを楽しんでいただけないため」としており、「値下げ後の価格だと本体だけでは赤字になるが、ハードの未来を考えると今手を打つしかない」 ともしている。一部では発売時点の製造コストが約103米ドルという試算があったが、値下げによりコストが売価を上回る「逆ざや」となっていた。
任天堂はこの大幅値下げによる不公平を少なくするために、大幅値下げ前に購入した顧客に対しては、岩田社長名で謝罪するとともに2011年8月10日までの特典として「アンバサダー・プログラム」を実施することを発表した。このプログラムへの参加者には、バーチャルコンソールにおけるファミリーコンピュータ(FC)用ソフト10タイトル、ゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフト10タイトル、計20タイトルが無料で提供される。また、このアンバサダー・プログラムの権利は、ニンテンドーeショップの履歴(現在ではニンテンドーネットワークID)を削除すると消えてしまうが、3DS本体の引っ越しを行うことで、別の3DSに移すことは可能。
8月10日23時59分までに3DS本体をインターネットに接続し、ニンテンドーeショップに一度アクセス(要本体更新)すると参加扱いになる。ソフトはeショップの購入履歴にカウントされた扱いになっており、「購入履歴より再受信」することでダウンロードできる。また「アンバサダー・プログラム登録証」のソフトを受信することにより、アンバサダー・プログラムについての新規情報を受け取ることが可能。
FC用ソフト10タイトルは先行配信版という扱いであり、正式版に搭載されている「まるごとバックアップ機能」は使えないが、正式版配信後には無料でアップデートすることができる。正式版は2011年12月22日の『ゼルダの伝説1』を皮切りに配信開始され、2012年9月19日配信の『レッキングクルー』で10タイトルすべてが正式版にアップデート可能となった。
一方、GBA用ソフト10タイトルは今回限りの配信であり、3DS用ソフトとして将来的にも販売の予定はないとしている。またネイティブで実行している為か、いくつかの制限があり、「まるごとバックアップ機能」や「中断機能」に対応していないほか、起動中は本体を閉じてもスリープ状態にならず、「すれちがい通信」や「いつの間に通信」も発生しなくなる。
発表当初はFC用ソフト・GBA用ソフトともに5タイトルずつ、計10タイトルの発表だったが、FC用ソフトは8月30日までに、GBA用ソフトは12月15日までに、配信全タイトルが明らかになった。
対象の20タイトルは以下の通り(配信日前日に発表されたタイトルには『*』を付記)。
健康面
6歳以下の子供は視覚が発達の途中の段階であり、3D表示の映像を長時間見ると目の成長に悪影響を与える可能性があるとして、任天堂は3D表示での長時間プレイを控えるようにと呼びかけている。そのため、社団法人電子情報技術産業協会と、独立行政法人産業技術総合研究所、3Dコンソーシアムが作成したガイドラインに従い、6歳以下の子供に対する利用制限を促すことを決定した。この制限は、同協会・研究所が設置した「快適3D基盤研究推進委員会」により、ISO(国際標準化機構)に国際標準として提案する予定である。なお、ペアレンタルコントロール機能で3Dの表示を制限することができる。
だが、こういった懸念を疑問視する声も挙がっており、アメリカ検眼協会によれば過剰な使用を控える限り害はなく、かえって視覚異常の早期発見に役立つという。
訴訟
3DSに用いられている裸眼立体視技術が特許侵害であるとして、2011年7月、元ソニーの技術者富田誠次郎が率いるTomita Technologies USA LLCがアメリカニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に訴訟を提起した。特許侵害が認定され、2013年3月には陪審団が3020万ドルの損害賠償の支払いを求める評決を下したが、2013年8月にニューヨーク連邦地裁は賠償額を1510万ドルに半減した。さらに2013年12月11日、ニューヨーク連邦地裁は賠償額の算出法を変更し、3DSの卸売価格の1.82%をロイヤリティとして支払うよう任天堂に命じた。
しかし、連邦巡回控訴裁(CAFC)は2014年12月、特許の請求項の解釈が適切ではなかったとして一審判決を破棄し、連邦地裁への差戻しを命じた。その後の差戻し審においてニューヨーク連邦地裁は2016年4月、3DSによる特許侵害がなかったとする判断を下した。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 3次元映像
- 拡張現実
- ニンテンドー3DS画像投稿ツール
外部リンク
- ニンテンドー3DSシリーズ 公式ホームページ
- 社長が訊く『ニンテンドー3DS』
- 社長が訊く『ニンテンドー3DS LL』
- ニンテンドー3DS 画像投稿ツール



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