第44回全国社会人サッカー選手権大会(だい44かいぜんこくしゃかいじんサッカーせんしゅけんたいかい)は、2008年10月17日から10月22日まで新潟県新潟市・新発田市・聖籠町で開かれた全国社会人サッカー選手権大会である。
本大会は第64回国民体育大会(トキめき新潟国体)のリハーサル大会も兼ねて行われた。
大会規定
本大会は以下の方式で行われた。本大会から3位決定戦が行われるようになった。
- 32チームによるノックアウトトーナメントで実施される。
- 出場チームは9地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)での予選により選出された。出場枠は以下の通り。
- 9地域から各1チーム
- 前年度(2007年度)各地域の全国社会人サッカー連盟(全社連)登録数の比率で22チームを9地域に配分。
- 開催都道府県代表社会人サッカー連盟(新潟県)代表1チーム
- 試合は前後半40分ずつ(ハーフタイムのインターバル10分)で行われ、決着しない場合は10分ハーフの延長戦を実施、それでもなお決着しない場合はPK戦を行う。
- 優勝チームには第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会への出場権が与えられる。ただし、優勝チームがすでに各地域リーグで決勝大会への出場権が与えられている場合準優勝チームに、準優勝チームもすでに各地域リーグで決勝大会への出場権を得ている場合は3位チームに出場権が与えられる。
日程
- 10月17日 - 開会式
- 10月18日 - 1回戦
- 10月19日 - 2回戦
- 10月20日 - 準々決勝
- 10月21日 - 準決勝
- 10月22日 - 3位決定戦・決勝・閉会式
会場
- 新潟市
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- 東北電力ビッグスワンスタジアム
- 東北電力スワンフィールド
- 新潟市陸上競技場
- 新潟市鳥屋野運動公園球技場(人工芝)
- 新発田市
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- 新発田市五十公野公園陸上競技場
- 新発田市五十公野公園サン・スポーツランドしばた
- 新発田市新発田中央公園グラウンド(人工芝)
- 新潟県立紫雲寺記念公園多目的運動広場
- 聖籠町
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- スポアイランド聖籠
出場チーム
- 北海道社会人サッカー連盟 3 チーム
- クラブフィールズ・ノルブリッツ北海道(北海道)
- トヨタ自動車北海道(北海道)
- サンクFCくりやま(道北)
- 東北社会人サッカー連盟 2 チーム
- NECトーキン(株)サッカー部(東北1部・宮城)
- FC秋田カンビアーレ(東北1部・秋田)
- 関東社会人サッカー連盟 6 チーム
- FC町田ゼルビア(関東1部・東京)
- 日立栃木ウーヴァスポーツクラブ(関東1部・栃木)
- NPO横浜スポーツ&カルチャークラブ(関東1部・神奈川)
- クラブ・ドラゴンズ(関東1部・茨城)
- 東邦チタニウム(株)サッカー部(関東1部・神奈川)
- tonan前橋(群馬1部)
- 北信越社会人サッカー連盟 3 チーム
- AC長野パルセイロ(北信越1部・長野)
- 松本山雅フットボールクラブ(北信越1部・長野)
- サウルコス福井(北信越1部・福井)
- 東海社会人サッカー連盟 4 チーム
- 静岡フットボールクラブ(東海1部・静岡)
- 矢崎バレンテフットボールクラブ(東海1部・静岡)
- 浜松大学FC(東海2部・静岡)
- 伊勢PERSONNA・FC(三重1部)
- 関西社会人サッカー連盟 5 チーム
- バンディオンセ加古川(関西1部・兵庫)
- AS.ラランジャ京都 (関西1部・京都)
- FC京都BAMB1993(関西1部・京都)
- 滋賀FC(関西2部・滋賀)
- 奈良クラブ(奈良1部)
- 中国社会人サッカー連盟 2 チーム
- 佐川急便中国サッカー部(中国・広島)
- NTN(株)岡山製作所サッカー部(中国・岡山)
- 四国社会人サッカー連盟 2 チーム
- 三洋電機徳島サッカー部(四国・徳島)
- 高商クラブ(香川1部)
- 九州社会人サッカー連盟 4 チーム
- 沖縄かりゆしFootball Club(九州・沖縄)
- V・ファーレン長崎(九州・長崎)
- (株)ホンダロックサッカー部(九州・宮崎)
- ヴォルカ鹿児島(九州・鹿児島)
- 開催地(新潟)
- JAPANサッカーカレッジ(北信越1部)
トーナメント表
試合スケジュール
1回戦
2回戦
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
最終順位
- 優勝:AC長野パルセイロ
- 準優勝:NECトーキン(株)サッカー部
- 3位:(株)ホンダロックサッカー部
- 4位:松本山雅フットボールクラブ
- 最多得点:佐藤 幸大(NECトーキン) 5得点
AC長野パルセイロが初優勝を飾った。北信越地区所属のチームがこの大会に優勝するのは初めて。
AC長野パルセイロは北信越1部リーグ優勝ですでに地域決勝への出場を決めているため、準優勝のNECトーキンに第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会の出場権が与えられた。また、この年の地域サッカーリーグ決勝大会は規定による選出チームが16チームに満たなかったため、3位の(株)ホンダロックサッカー部も各地域リーグから出場権を得ていない2位チーム(2位チームが出場権を得ている場合は3位チーム)に与えられる補充枠での出場が決まった。
なお、NECトーキンは親会社の業績不振を理由に地域決勝への出場辞退を表明し、4位の松本山雅フットボールクラブが本大会からの出場枠として補充された。
出典
外部リンク
- 日本サッカー協会・第44回全国社会人サッカー選手権大会



