日枝神社(ひえじんじゃ)は、埼玉県川越市小仙波町の神社。仙波日枝神社(せんばひえじんじゃ)、川越日枝神社(かわごえひえじんじゃ)とも。
旧社格は県社。もともと喜多院の境内にあったが、県道建設のため大正時代に仙波古墳群の日枝神社古墳(多宝塔古墳)という前方後円墳の一部を削平して喜多院門前に移転した。
歴史
円仁(慈覚大師)が喜多院を創建(天長7年・830年)したおりに、その鎮守として貞観2年(860年)に坂本の日吉大社を勧請したものであるといわれている。東京赤坂の日枝神社(旧官幣大社)は、文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城の際に、この川越日枝神社から分祀したものである(赤坂日枝神社もそう記述している)。
本殿は朱塗りの三間社流造、銅板葺で国の重要文化財に指定されている。拝殿は老朽化が深刻だったため、近年、新拝殿が再建された。
祭神
祭神は僧形の大山咋神(おおやまくいのかみ)・大己貴命(おおくにぬし)。
文化財
重要文化財
- 本殿 - 室町時代後期(1467年-1572年)の建立。三間社流造、銅板葺。昭和21年(1946年)11月29日指定。
所在地
- 埼玉県川越市小仙波町1-4-1
交通
- 東武東上線・JR川越線 川越駅下車 徒歩約20分
- 東武東上線 川越市駅下車 徒歩約18分
- 西武新宿線 本川越駅下車 徒歩約15分
関連項目
- 富岡八幡宮 (横浜市)
外部リンク
- 日枝神社 - 川越大師喜多院




