エバン・モーブリーEvan Mobley, 2001年6月18日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロバスケットボール選手。NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属している。ポジションはセンターまたはパワーフォワード。

生い立ち

幼い頃から兄のアイザイアと共に元バスケットボール選手の父であるエリックの指導の下バスケットボールを始めた。当初はバスケットボールをすることに消極的だったが、8年生になると身長が6フィート4インチ(約193cm)と成長し、スポーツに興味を持つようになった。

学生時代

ハイスクール

高校はカリフォルニア州テメキュラにあるランチョ・クリスチャンスクールへ進学。最初の3年間は2019年のクラスで5つ星の新人である兄アイザイアとチームメイトだった。高校2年生の時、1試合平均19.2得点・10.4リバウンド・4.7ブロックを記録し、カリフォルニア州・ゲータレード年間最優秀選手賞とプレス・エンタープライズ年間最優秀選手賞に選ばれた。高校3年生になると1試合平均20.5得点・12.2リバウンド・5.2ブロック・4.6アシストとさらに成績を伸ばし、ラン・チョクリスチャンを22勝8敗と導いた。モブリーは2年連続、カリフォルニア州・ゲータレード年間最優秀選手賞を受賞し、2年連続受賞はドリュー・ホリデー以来2人目の快挙となった。また、モーガン・ウッテン年間最優秀選手賞にも選ばれ、マクドナルドが主催する全米高校のオールスターゲームであるマクドナルド・オール・アメリカンゲームやジョーダン・ブランド・クラシック、ナイキ・フープサミットにも選出したが、新型コロナウイルスの影響ですべて中止された。

リクルート

モブリーは2020年のクラスで5つ星として評価された。2019年8月5日、USCの他にもUCLAやワシントン大学など強豪校からオファーが来ていたが、兄も在籍しているUSCに進学を決めた。

カレッジ

2020年11月25日のカリフォルニアバプティスト大学とのデビュー戦で、21得点、9リバウンドを記録し、USCは95-87で勝利した。レギュラーシーズンが終わるとモブリーは、Pac-12の年間最優秀選手、最優秀守備選手、新人王に選ばれた。NCAAディビジョン1の強豪カンファレンスでこの三冠を達成したのは2012年のアンソニー・デイビス以来2人目となった。

NBAキャリア

クリーブランド・キャバリアーズ

2021-22シーズン

2021年のNBAドラフトにてクリーブランド・キャバリアーズに全体3位で指名され、2021年8月3日にルーキースケール契約を結んだ。同年10月20日のメンフィス・グリズリーズ戦でNBAデビュー。17得点、9リバウンド、6アシストとオールラウンドな活躍をしたが、キャバリアーズは132-121で敗れた。3日後のアトランタ・ホークス戦では17得点、11リバウンド、4ブロックを記録し、キャリア初ダブル・ダブルを達成した。同年11月7日のニューヨーク・ニックス戦でシーズンハイの26得点、9リバンド、5アシストを記録し、キャブスは126-109で勝利した。11月15日のボストン・セルティックスとの試合後、右肘の捻挫のリハビリのために2~4週間離脱すると発表した。同年12月2日、10月/11月のイースタン・カンファレンスの月間最優秀新人選手にモーブリーが選出された。12月8日には2004年3月のレブロン・ジェームズ以来となるキャブスの新人選手として初めて、5ブロックを記録した。2022年1月22日のオクラホマシティ・サンダー戦で、15得点とキャリアハイの17リバウンドを記録し、同年2月2日のヒューストン・ロケッツ戦では、キャリアハイの29得点、12リバウンド、2アシストを記録したが、試合は104-115で敗れた。2月20日に行われたNBAオールスターウィークエンド・スキルチャレンジにチーム・キャバリアーズとして出場し、優勝した。

プレースタイル

大学時代はセンターでプレーしていたが、NBAに入ってからはキャバリアーズのチームメイトであるジャレット・アレンと被っていることもあり、パワーフォワードとして出場している。

NBA選手ではアンソニー・デイビスやクリス・ボッシュとよく比較され、モーブリー自身もドラフト後の会見でボッシュやデイビス、ヤニス・アデトクンボのような選手たちと比較する人が多いと語っており、デイビスはモーブリーとの直接対決の後にインタビューで「エリートのショットブロッカーで、ロブの脅威がある。ルーキー時代の俺に似ている部分がいくつかあるけど、おそらくシュートは俺より少し上手いだろうね。」と話している。他にもケビン・ガーネットに近いという意見も多い。

オフェンス

7フッターの身長に機動性と運動性を備え、ポストアップからのフェイダウェイやミドルショット、ピックフェードの3ポイントも打つことができ、安定したハンドリング、時にはパサーとしてチームオフェンスの流れを遮ることなく貢献する。また、効率的なプットバックで得点を量産する。

ガード並みのレイアップ技術も備えており、対戦したカイル・クーズマからは「ジョージ・ガービンに最も近い人物を生で見てしまった」と評された。

ディフェンス

軽いフットワークからピックアンドロールディフェンスやガード相手に対するペリメーターディフェンスにも対応可能であり、リム回りでは224cmの恵まれたウィングスパンを活かしてショットブロッカーとしても活躍している。

個人成績

NBA

レギュラーシーズン

プレーオフ

カレッジ

受賞歴

NBA
  • NBA月間最優秀新人賞: 11月/12月部門
  • NBAスキルチャレンジ優勝: 2022
NCAA
  • オールアメリカン・コンセンサスセカンドチーム: 2021
  • Pac-12年間最優秀選手: 2021
  • オールPac-12ファーストチーム: 2021
  • Pac-12年間最優秀守備選手: 2021
  • Pac-12オールディフェンシブチーム: 2021
  • Pac-12新人王: 2021
  • Pac-12オールフレッシュマンチーム: 2021
ハイスクール
  • モーガン・ウッテン最優秀選手賞: 2020
  • 2× カリフォルニア州ゲータレード最優秀選手賞: 2019, 2020
  • プレス・エンタープライズ最優秀選手賞: 2020
  • マクドナルド・オール・アメリカン: 2020
  • ジョーダン・ブランド・クラシック: 2020
  • ナイキ・フープサミット: 2020

脚注

外部リンク

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  • ドラフト情報 NBADraft.net、DraftExpress
  • カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、ESPN College、Rivals、247Sports
  • USC Trojans bio(英語)
  • USA Basketball bio(英語)

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