スレブレニツァ虐殺記念碑(スレブレニツァぎゃくさつきねんひ、ボスニア語:Memorijalni centar Srebrenica)は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年、スレブレニツァで起こった大量殺害事件であるスレブレニツァの虐殺で殺害された被害者を埋葬し、事件を記憶するために建てられた施設である。記念碑はスレブレニツァ基礎自治体のポトチャリ地区にある。2003年9月20日に開設され、アメリカ合衆国元大統領のビル・クリントンが立ち会った。建設費用は6百万ドルであり、うち1百万ドルをアメリカ合衆国が負担した。

スレブレニツァの虐殺の被害者は、集団埋設地などから発掘されると、DNA鑑定によって遺体の身元特定が行われる。埋葬に十分な量の遺体の各部分が集まると、毎年7月11日にこの地で埋葬が行われる。ボスニア・ヘルツェゴビナの連邦行方不明者委員会による、スレブレニツァで殺害されるか行方の分からない人物の一覧には、8,373人の名前が掲載されている。2008年12月までの段階で、およそ5800人の遺体がDNA調査によって身元特定され、3,215人が埋葬された 。

脚注


「スレブレニツァの虐殺」から25年 新たに身元確認の9人を埋葬 BBCニュース

「アイダよ、何処へ?」スレブレニツァ虐殺描く 家族殺されても加害側と隣人になる:朝日新聞GLOBE+

スレブレニツァの虐殺記念式典で、セルビアの首相は逃げ出した! 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

「アイダよ、何処へ?」が描いたスレブレニツァ虐殺の発端、ユーゴスラビア解体とは?:朝日新聞GLOBE+

【図解】スレブレニツァの虐殺事件 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News