山手(やまて)は、兵庫県神戸市垂水区にある町名。一丁目から八丁目がある。郵便番号は655-0891。
地理
垂水区の南部に位置する。南北に長い住宅地域である。六丁目から八丁目までは福田川左岸に位置する。二丁目と三丁目の中心を、南北に福田川の河岸段丘崖が走っている。すぐ南側にはJR神戸線と山陽電気鉄道本線が通り、東垂水駅がある。東は東垂水、泉が丘、南は平磯、西は中道、福田川を挟んで馬場通、野田通大町 (神戸市)、福田 (神戸市)、北は乙木に接する。住居表示が実施されている。
歴史
- 1930年(昭和5年)4月から1933年(昭和8年)1月 - 東垂水区第二耕地整理組合によって福田川左岸の東垂水町字川中、字川原、字大坪、字中道、字坂上、字山脇、字這上リの各地域が耕地整理された。その総面積は6万1千坪であり、1万1千7百坪の道路が新たに整備された。東垂水町であったころ、それらの地域は西から東へ川中通、川原 (神戸市)通、坂上通、中道通、山手通と称された。
- 1965年(昭和40年)9月14日 - 台風24号に刺激を受けた秋雨前線により集中豪雨。住宅街で23カ所のがけ崩れが発生。9世帯が避難。
- 1970年(昭和45年) - 住居表示実施と共に東垂水町字山田、字大門、字山脇より山手一丁目から三丁目が成立した。
- 1980年(昭和55年) - 一丁目から六丁目となった。1981年(昭和56年)に、一丁目から七丁目となった。
- 1984年(昭和59年) - 一丁目から八丁目が設置される。。
町名の変遷
世帯数と人口
2021年(令和3年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
地域内に鉄道、バス路線は通っていないが、一丁目の南端の道を挟んだ向かいに山陽電鉄東垂水駅がある。
施設
- 寺社
- 継孝院 - 山手二丁目1番24号
- 公園
- 東垂水展望公園
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会・竹内理三 編『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』角川書店、1988年。ISBN 978-4040012803。
- 神戸史学会 編『神戸の町名 改訂版』神戸新聞総合出版センター、2007年。ISBN 978-4-343-00437-6。
- 片岡善亀 編『垂水の今と昔』神戸深江生活文化史料館、1995年。




