大澤 徳太郎(大沢、おおさわ とくたろう、1876年(明治9年)2月8日 - 1942年(昭和17年)5月20日)は、明治から昭和時代前期の政治家、実業家。貴族院多額納税者議員。
経歴
大澤善助の長男として京都に生まれる。1888年(明治21年)11月、家督を継承。1889年(明治22年)3月に同志社教会で新島襄から受洗。1892年(明治25年)同志社を卒業し、1910年(明治43年)家業の機械金属、雑貨輸入業を営む大沢商会を継ぐ。1919年(大正8年)同商店を株式会社化した。ほか、相互運輸社長、日本レース会長、大洋自動車監査役、京都電灯、髙島屋各取締役、同志社大学理事、百貨店委員会委員などを務めた。1925年(大正14年)に京都YMCA会長、1929年(昭和4年)には第5代京都商工会議所会頭に就任した。
1932年(昭和7年)京都府多額納税者として貴族院議員に互選され、同年9月29日から1942年(昭和17年)5月20日の死去まで2期在任した。在任中は研究会に所属した。墓所は若王子同志社墓地
親族
- 父:大澤善助(実業家)
- 長男:大澤善夫(映画プロデューサー、実業家)
脚注
参考文献
- 東洋新報社編『大正人名辞典 第3版』東洋新報社、1917年。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3034963。
- 『京都大事典』淡交社、1984年。
- 『日本キリスト教歴史大事典』 教文館、1988年。
- 上田正昭ほか 監修『講談社日本人名大辞典』講談社、2001年。ISBN 4062108496。




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